第144回 2020年秋の歴史関係企画展、お出かけ情報いろいろ

中日Web「尾張時代の信長をめぐる」過去記事 

2020年9月30日

れきしるこまきは無料でたっぷり楽しめますよ

新型コロナの影響で、博物館などの歴史展示もこの半年はすっかり萎縮していましたが、秋からはいろいろな展示や、講演会などが開かれるようになってきました。少し日常を取り戻しつつあるようですので、コロナ対策してのお出かけもよろしいかと。そこでこの秋の中世・近世関連の展示をまとめてみました。なお、展示内容の紹介文はホームページ等から抜粋したものです(入場料金は大人一人分)。

秀吉清正記念館は中村図書館の二階 本物の足中が見られます

名古屋市秀吉清正記念館 「-戦国を駆け抜けた武将- 兼松正吉」 
10月10日(土)~12月13日(日) 
名古屋市中村区中村町茶ノ木25 052-411-0035
http://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000013749.html 無料
兼松正吉(1542から1627)は葉栗郡島村を拠点とした尾張の在地武士。信長、秀吉、家康らに仕え、戦国時代を生き抜いた。信長から拝領した足半(あしなか、かかとの部分のない短い草履)をはじめ、多くの武将から受け取った書状などを展示。

揚輝荘 「城山八幡宮と末森城」
9月5日(土)~10月25日(日) 
名古屋市千種区法王町2-5-17 052-759-4450 
https://www.yokiso.jp/event/20200905.html 300円
戦国時代の末森城とそれにまつわる人々を紹介。当時、歴史の中心にあった城山・覚王山地区や、歴史に登場するさまざまな人々の人物像を掘り起こし、戦国武将たちの夢を共有する企画展。また末森城のその後の遍歴や現在の城山八幡宮も紹介する。

徳川美術館・蓬左文庫 「殿さまが好んだヨーロッパ―異国へのまなざし―」
9月20日 (日) ~ 11月3日 (火) 
名古屋市東区徳川町1017  052-935-6262 
https://www.tokugawa-art-museum.jp/ 1400円
御三家筆頭の尾張徳川家に伝来した日本と西欧を関連づける品々は国内でも珍しい貴重な作品を数多く含んでいる重要なコレクション。この尾張徳川家コレクションを一堂に紹介する。

れきしるこまきは企画展以外でも楽しめます

れきしるこまき(小牧山城史跡情報館) 「信長だけじゃない!小牧山をめぐる人々」
9月11日(金)~11月3日(火・祝) 
愛知県小牧市堀の内1- 2 0568-48-4646 
http://komakiyama.com/rekishiru/ 無料
小牧山城は誰の城? 麒麟はきた? どんな人がいたの? 江戸時代には誰がいた? 誰が歴史を伝えたのか? 史跡小牧山に関わってきた人々について、戦国時代から現代までパネルで紹介

三河武士のやかた家康館「大発見!? 岡崎城跡出土品展2 ~最新の発掘調査と銘文瓦~」
9月19日(土)~11月8日(日) 
愛知家岡崎市康生町561−1 0564-24-2204 
https://www.city.okazaki.lg.jp/houdou/p027027.html 360円
平成29年度の企画展以降に行われた最新の発掘調査における成果と、その調査によって出土した資料を紹介する。また、岡崎城の御用瓦師「細井新助」の銘文瓦も併せて展示する。

昨年3月にオープンした刈谷市歴史民俗博物

刈谷市歴史博物館「徳川家康の遺産~徳川美術館所蔵品で綴る~」
10月3日(土)~11月15日(日) 
愛知県刈谷市逢妻町4丁目25番地1 0566-63-6100 
http://www.city.kariya.lg.jp/rekihaku/tenji/tokugawaieyasu.html 500円
徳川家康は、初代刈谷藩主となった水野勝成の従兄にあたり、刈谷とも 所縁のある人物。「駿府御分物」と呼ばれる家康ゆかりの遺産を中心に、選りすぐりの作品を展示。あわせて、同館所蔵の水野家関係の資料から、家康と水野家との関係を紹介する。

安城市歴史博物館 「江戸の遊び絵づくし」
10月3日(土) ~ 11月15日(日) 
愛知県安城市安城町城堀30番地 0566-77-6655  
https://www.ansyobunka.jp/rekihaku/exhibition/index-exhibition.html 500円
遊び心ある造形を見せる多様な浮世絵に注目し、それらを特色別に「寄せ絵」「判じ絵」「組上絵」などに分類しながら、機知とユーモアにあふれた「遊び絵」として紹介する。

「麒麟がくる」関連もいよいよあと半年

岐阜市歴史博物館 NHK大河ドラマ特別展「麒麟がくる」 ※入場には事前予約要
前期展示:9月18日(金)~10月11日(日)、後期展示:10月14日(水)~11月3日(祝) 
岐阜市大宮町2丁目18-1(岐阜公園内) 058-265-0010  
https://www.rekihaku.gifu.gifu.jp/exhibition/event/taiga-kirin2020/ 1200円
前半では、斎藤道三を中心に、戦国時代真っただ中の美濃を紹介。わずかに残された光秀の伝世品などとともに、細川藤孝(幽斎)、織田信長やその家臣、四国の雄・長宗我部元親など光秀を巡る人びとを紹介することで、光秀の人物像に迫る。
後半では、信長の家臣として近江国坂本城主となり、丹波を平定した輝かしい事跡をたどりながら、本能寺の変を取り上げる。

岐阜県博物館 「光秀が駆けぬけた戦国の岐阜」
9月18日(金)~ 11月15(日) 
岐阜県関市小屋名1989(岐阜県百年公園内) 0575-28-3111 
http://www.gifu-kenpaku.jp/kikakuten/mitsuhidekakenuketagifu/ 600円
戦国の世を生き抜いた稲葉家や森家を中心に、戦国の岐阜を彩った武将や文化を示す文書・甲冑・出土品などの文化財を展示。美濃・飛驒の大地と人が中世から近世への時代の変化に果たした役割を探り、戦国の岐阜をあらためて見つめなおす。
同時開催 「美濃武士のゆくえ ―戦国から江戸へ―」 
09月24日(木)~ 11月8日(日) 
歴史資料館所蔵資料の中から文書を中心に約30点を展示し、土岐氏を始めとした美濃の武士たちが、中世から近世へと時代が移り変わる中で、どのように戦い、次の時代へと生き抜いていったかを紹介する。

明智光秀博覧会 2020 in 可児市(大河ドラマ館)
1月11日(土)〜21年1月11日(祝) 
岐阜県可児市瀬田1584-1(花フェスタ記念公園) 0574-62-1111
https://akechimitsuhide.com/exposition/ 500円(大河ドラマ館)
「斎藤道三」「織田信長」「豊臣秀吉」「徳川家康」らの名高い各武将とともに混沌とした時代を駆け抜けた光秀の『知られざる生き様』を通して、戦国時代の魅力、さらに光秀のルーツである可児市の魅力に迫る。

関ヶ原古戦場記念館のオープンも間近です

岐阜県図書館 「古地図の世界ー古地図にみる関ケ原の戦いー」 
8月12日(水)~10月15日(木)
岐阜市宇佐4-2-1 058-275-5111 
https://www.library.pref.gifu.lg.jp/info-events/2020/07/post-105.html 無料
当館が所蔵する古地図・絵図等を中心に、関ケ原の戦いに関する資料を展示。県内各地で起きた前哨戦についても、古地図・絵図等を拡大して紹介。

岐阜関ケ原古戦場記念館 「10月21日 新規オープン」
一般利用は10月22日(木)から(※入館には予約が必要。予約方法は、ホームページにて) 
岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55 0584-47-6070
https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/ 500円
関ケ原古戦場の、家康最後の陣地跡に新たに建てられた施設。実際の戦いがどのように展開したのかをグラウンドビジョンやシアターで体感し、関ケ原合戦図屏風など関連する遺物を通し、戦いに加わった武将たちの思いを感じてもらいたい。

令和二年は家康が浜松城を築いて450年

浜松市博物館 「浜松城ー築城から現代へー」
10月17日(土)~11月29日(日) 
静岡県浜松市中区蜆塚四丁目22-1 053-456-2208
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/hamahaku/02tenji/tokubetu/hamamatsujyou.html 500円
浜松城は、今から四五〇年前の元亀元年(一五七〇)に徳川家康が引間城を改修し、名を改めた城。本展では、絵図やさまざまな記録、そして浜松城から発見された出土品を通して、浜松城四五〇年の歴史を紹介する。

鳴海中日文化センターでの私の講座、10月からのメニューです

鳴海駅前と交通至便な鳴海中日文化センターで行う私の講座、10月からはいよいよ桶狭間をめぐります。座学と現地を歩くことで、桶狭間の戦いの謎をときます。第一土曜の午後ですからぜひご参加ください。絶対楽しめますよ。

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